ルナ・ツーのお金の勉強メモ

お金の勉強をしつつ私生活の事も書いて行きます。

為替相場とは①

為替(かわせ)レート。

為替相場

朝のニュースなどで『為替』

この単語を聞かない日は

ほぼ無いと言えるでしょう。

〇円▲銭安、◇円▽銭高

こんな言われ方を一般にします。

為替とは一体なにか。

これについて理解できれば良いなと

思って筆を執ります。

 

一般に朝のニュースなどで扱われる

為替とはその通貨の価値について

指していることが多いです。

先ほどの〇円▲銭の円安・円高と言う

言葉も円とペアになる外国の通貨。

円の価値が外国通貨と比べて

価値が安くなったのか。

価値が高くなったのか。

このことを指して言われています。

 

 

 

ドルを対象とした場合を考えます。

(1ドル=100円を基準)

円高のCase

(例)1ドル=80円となった場合。

この場合は1ドル欲しいと思った時

100円を出せば今までは

交換できていましたが

1ドル=80円になったので

80円を出せば1ドルが手に入ります。

手元には1ドルと20円が残ります。

円がドルに対して価値を高めたので

今までよりも安くドルと交換できる。

という事態になっています。

 

ドルに対し円の価値が

高くなっているので

円高ドル安と呼びます。

 

 

円安のCase

(例)1ドル=120円になった場合。

今まで100円を出せば

1ドルと交換してもらえましたが

1ドル=120円になった場合は

100円出しても1ドルは貰えません。

余分に20円出さないと

1ドルとは交換してあげないよ!

という事態が生じています。

円の価値がドルと比べて

20円分低く(安く)なってしまったので

1ドル欲しければ120円持っておいで。

こういった話ですね。

 

ドルに対し円の価値が

安くなっているので

円安ドル高などと呼ばれたりします。

(参照:日本銀行)

 

 

為替はどのように決まるのか。

答えはによって決まる。

と言われていますが

需給とはなんぞや?と言う話。

需要供給を意味する単語ですから

この通貨が欲しい(買いたい)!

この通貨あげるよ(売りたい)!

と言った思惑が為替を作っています。

 

どの様なことが需給に繋がるのか

以下見ていこうと思います。

 

 

 

1.経常取引

日本は自動車を始め多くのモノを

組み立てて外国へ売ってきました。

例えばトヨタ自動車

アメリカに自動車を輸出する場合

船に乗せて、現地まで運び

5万ドルで売れたとします。

そしてトヨタは5万ドルを持って

日本の社員に

「今から給料をドルで渡す!」

という事はしません。

日本の通貨である円に換えます。

この時、ドルを売って円を買います

 

また別の件を考えてみましょう。

今「せどり」を副業として

されている方が多いと思います。

例えば中国の人が売ってる商品を

「あ、それいいね」と思って

買おうとした場合。

中国人に1万円札や5千円札を

渡してもきっと渋い顔をされます。

というか取引してもらえないでしょう。

「元で払ってもらえます?」と

言われることは間違いない。

この時、私たちは

円を売って元を買います

 

これらの様に商品やサービスの

輸出入の際に行われる通過の売買を

経常取引と呼びます。

(参照:公益財団法人国際通貨研究所)

 

 

 

2.資本取引

現在、投資をしている方の中には

アメリカ株を買ったり

アメリカの投資信託を買っている人も

多いことだと思います。

私達が個人で5万円分、10万円分を

買う分にはそれ程、為替相場

左右させないでしょうけれど

実際には証券会社を通して多くの人が

海外の投資信託などを

買っていたりします。

この際も、円で決済しているつもりでも

実際は円を売ってドルを買い

そのドルで投資信託や株、ETF

買っているのです。

 

 

また、日本は昭和終わりごろから

平成の初期にかけて多くのモノを

アメリカをはじめ諸外国に売りました。

その結果、日本は

大幅な貿易黒字を出しましたが

反対にアメリカ等は膨大な貿易赤字を出し

国際問題にまで発展しました。

これを解決する一つの手段として

民間企業が出した答えが

現地での生産及び販売です。

そして海外での生産・販売拠点を

作るための投資も『円』では行えません。

現地通貨で行います。

なのでこの際も円を売り、

現地通貨、例えばドルを買う

という事になります。

 

これらの取引を資本取引と呼びます。

(参照:公益財団法人国際通貨研究所)

 

 

 

この他に

『為替介入』

『投機的取引』

がありますが、長くなってしまったので

説明は後日させて頂きます。