ルナ・ツーのお金の勉強メモ

お金の勉強をしつつ私生活の事も書いて行きます。

米国・雇用統計

おはようございます。

昨夜の米国雇用統計

凄い数字でしたね。

19万人の予想に対して

約34万人と出ました。

 

有効求人倍率が1.8倍とも

言われているアメリカ。

まだまだ底堅い米国経済の

実態を見せられたように

思いました。

 

債務上限問題も上院通過で

決着を見せた中

雇用統計が予想より

大幅に上振れたことを受けて

ダウも+700超えと

ちょっと行き過ぎじゃない?

と思わせる急進ぶり。

 

月曜日の日経平均

米国に連れて続伸するのか。

それとも一旦の

利益確定売りが入るのか

気になる展開です。

そういえば面白い数字も

出ていました。

雇用統計は大幅増でしたが

収入は減っているという話。

 

なんでやねん!?

と思いそうですが

少し考えてみます。

先月、GAFAM辺りが

雇用者のレイオフ(一時解雇)を

はじめとした解雇通知を

出しました。

何人もの高給取りがクビに

なったわけですが

雇用統計を見るに

サービス業等の人手が欲しい

と言った部門では

大量雇用している様子。

高給職から中・低給職へ

人がシフトしたのかな?と

考えせざるを得ない。

(失業率3.7%と0.3%悪化)

強い米国となれば

ドル買いも進むでしょうし

雇用統計だけ見れば

インフレもまだ続きそう。

FRBはどこかで金利上げを

実施するのでしょう。

 

来週の日経がどうなるか

楽しみです。

債務上限問題って何だったのか?

本日は雨天なり。

雨天も雨天

大豪雨でした。

 

身に危険が及ばない様に

皆様も早めの退避。帰宅。

取れる手段は

取っていきましょう。

 

事が起こってしまっては

もう遅いって言う点は

投資と同じです。

 

さて、昨今賑わせていた

アメリカの債務上限問題。

ようやく一段落

といった感じですね。

 

ただ「一段落」なだけで

『完全解決』ではない

この点に注意が必要

になりそうですが。

 

 

 

債務上限問題

アメリカでは

財務規律を守るために

政府が発行できる

国債の上限額が

決められています

 

自由の国アメリカ。

だからと言って

無限に借金ができる

という訳じゃないんです。

 

金融がしっかり

している国は

やっぱり違いますね。

 

日本の場合

じゃんじゃん借金して

累積赤字が大変なことに

なっていますから。

 

まぁ・・・

金融が

しっかりした国は

そもそも

借金なんかしない!

と言われたら

それまでですが。

 

アメリカでは

借金してもいいよ!

と言われる上限が

『債務上限』と

言われています。

 

そのアメリカも実は

バンバン借金していて

大変なことになってます。

(参照:日経新聞)

物凄い借金の山。

債務超過

日本だけの問題

じゃなかったんですね。

 

借金できる上限を

引き上げる為に

米国は議会の承認が

必要となります。

もし議会が承認しなければ

 

お金が無い!

 

何かを

止めなければいけない

すなわち政府機関。

日本で言えば・・・

裁判所とか?

12省庁を始め

不要不急なモノから

閉鎖されていくことに

なるんでしょうね。

 

アメリカは

世界の基軸通貨

ドルを持つ

経済大国です。

 

対露、対中の

体面からも

議会が反対したから

債務不履行に陥りました。

などとは言えない国。

 

バイデン大統領は

議会の合意を

取り付けるべく

努力せざるを得ません。

 

 

 

頻発する問題

米国は経済成長と共に

歳出規模も

膨らんできました。

 

そしてある時を境に

債務が上限に到達。

 

もし大統領の出自と

議会の最大勢力が同じなら

さほど問題には

ならなかったのでしょうが

 

民主党の大統領

議会では共和党が強い

 

この様にねじれた状態

起こっている場合。

自分たちの政策を

通すべく野党が

債務上限引き上げに

反対するというケースが

頻発しています。

 

選挙で数の上では

勝てなかったけれど

債務不履行(デフォルト)を

盾に取って

自分たちの政策。

やりたいことを通そう!

という事ですね。

 

どう言う事か。

債務不履行(デフォルト)が

起こればアメリカ経済は

混乱必至。

 

世界の経済は

ほぼアメリカを中心に

回っていますので

世界中も

大混乱になるでしょう。

 

この経済大混乱と

引き換えに

米国・野党は

自分たちの主張を

認めさせようと

しているわけです。

 

 

 

どうなった?

アメリカの債務上限問題。

これは結果的に

どうなったか。

 

連邦議会の上院でも

可決され懸念されていた

債務不履行

回避されました!

 

これで世界は

経済大混乱から

救われたと言える

でしょう。

 

一時的には。。。

 

そう、一時的なのです。

法案の内容を見ると

連邦政府の歳出を

今後2年間。

削減することなどを

条件に

2025年1月まで

上限を停止する。

これが今回通った内容。

 

つまり!

米国政府が

いままで通り

ジャブジャブお金を

使っていたら

 

2025年1月に

もう一度

債務上限問題が

起こるよ!

という事です。

 

筆者の見立てでは

2025年1月に

債務上限問題は

もう一度起きます

 

そして今回同様

出来レース

大統領vs野党で

見せてくれることに

なるのでしょう。

 

人によっては

債務上限問題を

『プロレス』なんて

言っている人も

いますからね。

 

野党議員も

デフォルトにはできない

から必ず折れる。

どこで折れるか

それは解らないけど

リミットまでには

必ず折れる

結局、大統領側が勝つ。

 

もしデフォルトにしたら

『野党のせいだ!』

と大統領は

きっと叫びますからね。

 

 

 

ま と め

債務上限問題は

米国が借金できる

上限額まで

借金を重ねて起きた問題。

2025年1月。

再発します

 

そして、今回同様の

玉虫色の回答でやり過ごし

定期的にこの問題で

米国経済は揺れます。

その都度

株価は下がるでしょう

 

でも、出来レース

株価が下がっても

この争いが終われば

値は戻ってくるでしょう。

 

絶好の仕込み場

なるのかもしれません。

 

投資は自己責任。

買っても負けても

全部一人で総取りです。

 

タルムード説話④ 3人の船乗り

6月に入りました。

先月はセルインメイと呼ばれ

5月は売られやすいよ

というアノマリーがありましたが

終わってみれば日経平均

爆上がりの月となりましたね。

 

ちなみにアノマリーとは

理論的根拠があるわけではない

だけど、比較的よく当たる

法則というか経験則みたいな

ことを指したりします。

(参照:大和証券)

 

他に有名なアノマリー

金曜ロード―ショーで

ジブリ作品が放映されると

翌週の月曜日は下がる

とかあります。

 

さて、今回は前回から

引き継ぎまして

タルムードの説話第4弾。

前回は砂漠を行く

アラブ商人の話で

用心し過ぎは良くない。

リスクを恐れすぎるのは良くない

といった話でした。

 

しかし、結局

どの程度の

リスクテイクが最適か。

という問いの答えには

ならない話でしたね。

 

今回は、時は大航海時代

香辛料を求めて陸路ではなく

海路を開拓していった時代。

船乗りたちのお話です。

 

 

 

 

3人の船乗り

長旅の末、嵐に見舞われた帆船。

ボロボロになりながらも

フルーツがたわわに実る島に

運良く接岸できました。

 

船はその島で修理をし

修復が済み次第出航する

流れになりました。

 

そんな中、3人の船乗りが

それぞれの行動をとりました。

 

船員A

いつ船が直って出航するか

分らないからなぁ。

空腹で仕方ないけど

下手に島を散策してフルーツを

齧ってる間に出航されたら

かなわないし、船内で過ごすか。

船員Aは船内で

船の修復を待つことにしました

 

 

船員B

あ~、お腹空いた。

この島はフルーツが

沢山成ってるなぁ。

そうだ、下船してフルーツを

食べに行こう!

でも、船が直るとすぐ出航だし。

置いていかれると困るし・・・

船の修復具合が見える範囲で

フルーツを頂くとしますか。

船員Bは

船が見える範囲で

フルーツ狩りを始めました

 

 

船員C

あ~、腹減った。

この島にはフルーツが

沢山成ってるなぁ。

船もそう簡単には

直らんやろうし・・・

ちょっとだけ船から降りて

食べに行ってみるか。

どれどれ早速1つ目を・・・

ウマイ!これは美味しいぞ!

ん!?あっちには

見たことが無いフルーツが!

これも美味い!

奥に行けば

もっと見たことのない

美味しいフルーツがあるんちゃう?

船が見えないトコまで来ましたが

美味しいフルーツでお腹一杯。

船員Cは

下船しフルーツ狩りに夢中になり

島の奥まで進んでいきました

 

 

船の修復が終わる

船は修復が終わると

出航の鐘を鳴らすと即座に出航。

遅れを取り戻すべく

進んでいきます。

 

船員Aは船内に居たため

船に乗り遅れるようなことは

ありません。

しかし、空腹と渇きから

その後の航海を

耐えることが出来ず

船内で息を引き取ります

 

船員Bは下船して

フルーツ狩りを

楽しんでいましたが

出航の鐘に気付き

出航に間に合います。

フルーツでお腹を満たした

船員Bはその後の航海も

難なくこなし

無事に故郷の地へと

帰り着いたのでした

 

船員Cは下船して

フルーツを求め島の奥地へ

歩みを進めていました。

船からかなり離れてしまって

いるため、出航の鐘は聞こえません。

船員Cが船の接岸された場所に

戻った時には船の姿は

そこにはありませんでした。

船員Cは島に取り残され

この島で生涯の幕を

閉じたのでした

 

 

 

解 説

この話も前回の

アラブの商人同様

リスクテイクの話になります。

 

船が出航するのを恐れた船員A

そう簡単に船は直らないと

散策範囲を広げていった船員C

結局は不幸な結果になっています。

 

まぁ船員Cの場合

このフルーツ一杯の島で

リアルマインクラフト

楽しむという人生が

待っているのですから

そう悲観したものでも

ない様な気がします。

食事と水があれば

仮の住処も作れるでしょうし

衣食住があれば

後は火を起こして

救援を待つってコトも

普通にあり得るでしょうし。

 

話を戻します

結局のところ助かった船員B

正確な状況判断をしたので

お腹も満たされ、船にも戻れた。

というコトになります。

 

この話の場合

いつ船が直るか分からない

だから見える範囲で行動しよう。

この考えが正しかった。

という事が出来そうです。

 

 

 

ま と め

自分の置かれた状況を理解し

正しい判断を下しましょう

 

自分の置かれた状況なんて

わからないよ!

という声が

聞こえてきそうですが

自分の置かれた状況を

把握するために

情報収集を怠るなという事。

そして、正しい情報を選別して

どう動くのが最善かを

考えなさいという事が

今回の話から得られる教訓

だったと言えるのでは

ないでしょうか。

タルムード説話③ アラブの商人

ここ数日のことですが

体調不良が続いている

中の人(筆者)です。

天気が良かったり悪かったり

涼しかったり暑かったり。

気候の変化ってこんなに

キツかったっけ?と

横になりながら思う日々。

 

さて

タルムードの説話も3回目。

本当に色んな話が合って

それぞれに意味が

込められているから

読んでて

飽きが来ないんですよね。

 

前にも書きましたが

本そのものは

著者の意見が極端で

個人的に、余りオススメ

するものではありません。

その部分を読み飛ばして

説話とその意味だけを

拾って読むのがGOODだと

思っています。

 

そんな中、本日は3本目。

アラブの商人。

アラブの商人と聞くと

何を思い出しますかね。

石油を売ってるとか?

砂漠を横断するかとか?

武器を売る?のはアメリカか。

 

ではお話を始めます。

 

 

 

アラブの商人

アラブの若者が商人として

砂漠を横断する旅に出ました。

3日の行程に必要な水は3樽。

しかし、砂嵐に会うと

足止めをされるので

用心のため、倍の6樽を用意。

6樽をラクダに載せると

重すぎてラクダが動けない。

よって2頭目ラクダを入手。

 

目的地に着いたら

頭目ラクダは

現地で売却すればいいかと考えて

旅をスタートさせます。

 

道中、砂嵐はなかったものの

ラクダが重荷に耐えかねてダウン。

やむを得ず若者(商人)は

ラクダを捨てて

大切な積荷だけを背負って

旅を続けることにしました。

 

歩き始めて程なく

砂嵐が襲ってきます。

砂嵐で方向が分からないまま

進むのは危険なため

砂嵐が収まるまで

その場で待機。

 

しかし、砂嵐は数日経っても

止みそうにありません。

 

そして翌日。

食べるものも尽きた頃を

見計らったかのように

砂嵐は止んでいましたが

若者(商人)に荷物を背負って

砂漠を行く

体力は残されていませんでした。

 

若者(商人)は命には代えられない

と思い、積荷を捨て、水筒1つで

命からがら近くの村に

辿り着くことができました。

 

 

 

解 説

このお話は

 

用心深すぎると

良い結果を生まない

 

大きく

リスクコントロール

最適化は大事だよ。

 

という教えが

込められています。

 

砂漠を行くのに用心の為

2倍の水を用意。

ラクダの数も増えて

進行速度が遅れる。

 

遅れた上にラクダが潰れて

放棄した後に砂嵐。

 

砂嵐もしつこく

大切な荷物を背負う体力が

残らないほど消耗させて来る。

 

もし、ラクダを1頭のまま。

さっさと進行していたら

砂嵐にも会わず。

ラクダを2頭も失わず。

大切な積荷も失わなかった。

 

という話ですね。

 

まぁ、ツッコミ所としては

いやいや

ラクダ1頭あたり3樽計算で

2頭に6樽背負わせて

樽は分散させているのに

道中に潰れるラクダって

 

最初から

計算が甘いって話じゃねーの?

 

と思えて仕方ないってトコ。

 

タルムードは

ヘブライ語で書かれた書物で

翻訳されたり

翻訳が繰り返されたりする中

微妙なニュアンスが上手く

伝えられなかっただけ

なのかもしれないので

これ以上、ツッコミません。

 

 

 

まとめ

現代のビジネスやら投資では

リスクコントロール

とても大切なものです。

かと言って

用心に用心を重ねまくって

利益を失ったり得損ねるのも

勿体ない話。

 

この話では

最適な用心の方法は

教えてはくれませんが

用心し過ぎも問題。

リスクコントロール

気を配りなさいという話でした。

 

なお、この話。

関連説話が付いていたりする

珍しい?話だったので

また後日

その話を書かせて頂こうと

思っています。

タルムード説話② 神との交渉

今回も先日読み終えた書籍

ユダヤ人の成功哲学

タルムード金言集より

説話の抜粋です。

 

今回はキリスト教高校とか

中学、大学など

キリスト教

この場合カトリック

プロテスタント問わず

一度は聞いたことがある

街の名前がでてきます。

 

説話では「悪人」

とされていましたが

キリスト教校出身の私が

聖書の授業で習った時は

「同性愛者が溢れたから」

と、生々しく伝えられました。

 

説 話

 

神:ソドムの街は悪人で満ちている!

  焼き払わねばならん!

 

アブラハム(以下、ア)

ア:ちょっと待ってよ!

  善人が50人残っていたとしても

  神様は街を焼き払いますか?

 

神:せやな、50人もいたら

  焼き払うのは酷だから

  止めといたる。

 

ア:私は神様と比べたら

  取るに足りない人間ですが

  もう一度、訪ねします。

  もし善人が40人

  残っていたとしても

  燃やしますか?

 

神:ん~40人か

  結構おるし、止めとこか。

 

ア:くどいと知りながら

  再度お尋ねしますが

  30人善人が残っていても

  やはり汚物は消毒しますか?

 

神:30人かぁ。

  殺すには惜しいなぁ。

  止めとこか。

 

こうしてアブラハム

神を相手に粘り強く(?)

交渉を続け

最終的に10人

善人が残っていれば

街を焼き払わない約束

取り付けたのでした。

 

めでたしめでたし。

 

 

 

諦めない事

この説話の訴えたいことは

どんな時も最後まで

諦めない事とされています。

 

本来、神と言う

超格上を相手にアブラハム

いまでこそユダヤ教

キリスト教イスラム教の

始祖とされていますが

当時はどうなんでしょうね。

 

ヘンなコトを言うオッサン

ぐらいの認識だったのかも

しれませんね。

 

そんな人が

1つの街を救うべく

交渉を展開するお話。

 

今でこそ、某マンガの

『諦めたら

  そこでゲーム終了』

というセリフが広まり

割と粘る日本人が

増えたと思います。

 

投資に限って言えば

負けを受け入れられず

粘りに粘って

塩漬けまで持ち込む人は

良く見かけますし

私も経験しました。

 

最長10年かな。

10年物の株は

美味かったか東証よ?

 

株の場合。

現物なら救いがありますが

信用取引の場合

負けは負けと清く認めないと

本当に大変なことになります。

 

しかし、大概の場合は

粘った方が良い結果が

出やすい。

(参照:マネックス証券)

例えば、S&P500を見ると

大きな谷の後には

必ず上り坂が登場しています。

 

日経平均も最近バブル来の

 高値を更新中

 だったりしますね。

 こちらの場合、周期が30年。

 長すぎて耐えきれませんが。

 

この説話では神を相手に

押せ押せドンドンの

交渉に見えますが

所々遜(へりくだ)って

引く姿も見せています。

 

粘る所は粘る。

Yes BUT

NO BUTの

交渉術を使っているのが

わかりますね。

 

 

 

まとめ

粘り強く交渉すること

これは大事。

押しの一手ではなく

Yes but / No but

話術に長けた人間になろう。

 

ちなみに、このソドムの街。

アブラハムが交渉して

10人の善人がいれば

焼きつくされないで済む。

となりましたが

たった10人の善人を

見出すことができず

灰塵に帰しています

 

せっかくの交渉も

役に立たなかったってオチ。

 

タルムード説話 狐とブドウ畑

先日買ってきた

ユダヤ人の成功哲学

 タルムード金言集

読み終わりました。

 

感想は・・・

うん、まぁ悪くないけど

良くもないと言った感じです。

 

と言うのは、言ってるコトに

100%同意できるな!とか

100%為になるな!とは

思わない部分があったから。

 

この同意できない部分と言うのは

筆者の感想や考えの部分

 

タルムードの説話に関しては

為になる。と思いました。

 

つまり本の

7~8割が筆者の感想。

「それって貴方の感想ですよね?」

って話で

肝心のタルムードの説話部分は

残りの2~3割だった

という話です。

 

今回は「貴方ならどうする?」

と考えさせられるお話を

抜粋しようと思います。

 

 

 

狐と葡萄畑

ある日、キツネが歩いていると

見事なブドウ畑があったそうな。

 

葡萄を食べようと

近寄ってみるものの

柵でしっかり囲われていて

葡萄畑に入ることが出来なかった。

 

ただ、何日も飲まず食わずで

瘦せ細った状態なら

柵の間をすり抜けれるぐらいの

柵の間隔だったので

キツネは数日 断食をしました。

 

数日後、見事に策の間を

すり抜けることができたので

キツネは葡萄を満足いくまで

食べまくった。

 

さて、食べるものも食べたし

帰りますかね。と思った所

今度は一杯に食べ過ぎたせいで

またしても柵の隙間を

すり抜けることができない。

 

こんな時。

あなたならどうしますか?

 

 

 

例 示

以上が『キツネと葡萄畑』

と言う説話になります。

細かいところは若干

違うかもしれませんが・・・。

 

タルムードはこのような説話が

いくつも用意されており

これらの話を親が子供に聞かせた後

「あなたならどうする?」

と親が子供に問うそうです。

子供の思考力を養うコトができる他

この話の場合、リスクテイクの話に

繋がっていきます。

 

なお、この話の末尾には

2つの回答例が添えられています。

 

1.食べたものを全部吐き出して

  元の巣(柵の外)へ帰る。

 

2.農家にバレない様に

  葡萄畑に潜伏し瘦せるまで

  耐え忍ぶ。

 

答えが書かれていると

この場合1or2の選択を

迫られそうですが

実際はこの他の回答も

OKなんだそうです。

 

 

 

答 え

「その他の回答もOK」

と言うコトを知っていたので

私が出した答えは

 

1.痩せて柵を通り抜ける

2.葡萄を大量にもぎって

  柵の外に投げる

3.策の外で美味しく頂く

 

これが私の答えでした。

 

この説話。タルムードの説話は

『明確な解』はないとされていて

どう考えるかを問う話と

されています。

 

議論し、思考力を養う。

というのが大事

というコトですね。

 

本著には

「リスに獲りに行かせる」

「報酬を与えて鳥に取らせる」

と言った解答が書かれていました。

 

つまりこれは投資信託の様な

報酬を払ってプロに任せる

という考えと

通じるものがありますね。

 

投資素人・初心者が

いきなりその道 数十年の

個人投資家機関投資家

同じ土俵で戦っても勝てない。

それならば、プロに任せて

報酬を払いつつ利益を享受する。

 

例えて言うなら

野菜を育てたことがない人が

立派な野菜を育てたいなら

ノウハウのある農家に頼んで

代わりに野菜を作ってもらう。

(もちろん報酬を支払って)

と言った所でしょうか。

 

 

 

まとめ

今回の話、本著では

何でも自分でやろうと

  すると危険が一杯

とされていました。

 

どの様な答えでも正解だし

どの様な答えでも不完全な

この説話の問い。

 

柔軟に考えられる

思考力を付けることが

目的なのかな?

と思いました。

失われた30年と日本の在り方

今朝、新聞で見かけた文字。

失われた30年

ちょっと前は

失われた20年

と言われていたんですけどね。

早いもので、もう30年。

 

その間、日本の政治家は

何の手も打てなかった

というコトなんでしょうね。

 

年功賃金ではなく

実力社会だったら

なんの成果も出せなかった

国会議員の給料はゼロ

であるべきですよね

 

また首相経験者が

未だに国会議員でいるコトを

許すのがおかしいと思っている

私です。

(国を左右できる頂点に立ち

やりたいことが出来たにも関わらず

何もできずに首長の座を降り

のうのうと議員をやれるとか

オカシイでしょ。という話。)

 

さて、この失われた30年。

なぜ起こるのか。

日本はどうすべきなのか。

 

1:経済低迷

2:官製不況

3:増えない収入

4:日本のあるべき姿

5:まとめ

 

 

 

経済低迷

信じられないかもしれませんが

日本にも高度経済成長の

時代があったと言われています。

(実質経済成長率、年10%以上)

私も生きてなかったので

経験したことのない未知の世界。

伝聞でしかありません。

 

そして、安定成長期

これは実質経済成長率が

5%以上と言われた時代。

こんな時代もあったそうですが

多分こちらも生まれて・・・

いないかな。いるかな?

知らない時代ですね。

 

そしてバブル崩壊

平成に突入すると同時に起きた

平成の大不況から今に至る

失われた30年の到来です。

 

現在この失われた30年は

官製不況

アベノミクスの失敗

インフレターゲット機能せず

・賃金上昇率ゴミ

などなど多数の要因から

失われた40年に向かっている。

なんて言われています。

 

人生=不景気

こんな日本だと

気が重いだけですね。

 

国は

何かあっても助けてくれない

ということが

近年の新型コロナ対策で

解りましたよね。

 

自助努力せよ

 

お金は出さないけど

配慮してくださいね?

ヤッタコトと言えば・・・

・多くの詐欺者を産んだ政策。

・ゴミマスクの配布。

 

いざと言う時

国民を助けなかった国

この国の指導者の言を

どうして国民が聞けようか

と言う話です。

 

 

 

官製不況

政治家は

当選する為に仕事をします

彼ら曰

議員じゃないと政治が出来ない

だから

議員でいる為の政策を打つ

 

自分たちの票田への負担は軽く。

関係のない人達には課税する。

 

本来、政治家は国益最優先。

自国民優先の政治を行うハズ。

しかし、実態は自分の為の政治。

野党議員には

「日本は日本人だけのものじゃない」

などと言う輩が出ています。

 

また、税金は加速する経済に

ブレーキをかける役割だったハズ。

 

本来あるべき姿から

かけ離れた姿で政治が行われている

これが日本の現在です。

 

それもこれも、投票率が低く

現在議員をしている人たちにとって

都合がいい選挙が続くからですね。

 

本来課税すべき(特権)階級は

投票に行くので守られます。

(政治家は彼らに有利な政策を打つ)

反対に、若い現役世代は

「どうせ投票しても変わらない」

とあきらめの境地。

投票しない人たちに

厳しい政治をしても票を失ったり

ライバルに投票されないから

いくらでも課税・徴税をできます

 

 

日銀が景気浮揚を狙って

異次元緩和を続ける中。

岸田内閣は保険料を増やして

現役世代の手取りを減らす

低次元対策を行おうとしています。

 

この様な感じで

官製不況は続きます。

(消費税の導入・消費税の増税

官製不況の一因と言えるでしょう)

 

 

 

増えない収入

日本人の収入は増えていない

この事実に最近世間も

気付き始めました。

 

日本人は国内にとどまり

国内だけを見ているから

10年前も20年前も

父や母の代から

初任給の額が一緒でも

不思議に思いません。

 

しかし、日本を取り巻く世界は

収入が増えています。

そうなると

高度に国際化された現在。

日本人だけが相対的に

貧乏になることになります。

 

例)

皆が横一列に並んでいる場合。

自分が一歩下がらなくても

自分以外が1歩前に出たら

結果的に

自分だけ一歩下がった

この現象になりますよね。

 

まさにコレが今の日本!

 

これが毎年

繰り返されたことで

高度経済成長期の

日本の姿はもうありません。

 

2022年の名目GDP

日本は2位中国と

大きく差を開けられ

3位に位置していますが

 

低生産性、不効率などから

4位ドイツに程なく抜かれると

言われています。

5位インドも人口増による

経済発展が見込めるので

そのうちインドにも抜かれて

日本のGDPランキングは

5位に転落することは

間違いないでしょう。

 

 

 

日本のあるべき姿

今後日本はどうするべきか。

まず、国益の為との名目で

従来通り海外にバラ撒く現金。

これを取りやめるべきだと

思っています。

 

日本が好景気で

羽振りが良かった時代なら

理解できますが

もう日本には往年の力はありません。

 

人間年を取ると収入が減ります。

しかし、食欲が減る。

旅行の回数も減るなど

支出も減るのでバランスが取れます。

 

今の日本は収入が

減っているのにも関わらず

諸外国に食事を奢り

外遊をバンバンしています。

これでは家計がもつはずないです。

 

次にあるべき政治の姿を

取り戻すために

若い層も積極的に選挙に行く

現在、政治を変える方法として

武力による変更が

残念ながら認められていません。

選挙でしか現状を

打破できないのなら

選挙に訴えるしかないでしょう。

 

それでダメなら一揆でも

起きるのかもしれませんね。

 

安倍元首相が狙撃され

岸田首相が襲撃されたことは

武力によるものなので

現状ではアウトです。

しかし、歴史的に見れば

これって一人で敢行しただけの

一揆と大して変わらなくない?

と思ってしまいます。

 

 

 

まとめ

日本に往年のチカラはない!

 

取り戻すために

 

・身の丈に合った国際政治

・若手の参加する政治

 

これらを達成できれば

日本は蘇るかもしれませんね。