ルナ・ツーのお金の勉強メモ

お金の勉強をしつつ私生活の事も書いて行きます。

タルムード説話 狐とブドウ畑

先日買ってきた

ユダヤ人の成功哲学

 タルムード金言集

読み終わりました。

 

感想は・・・

うん、まぁ悪くないけど

良くもないと言った感じです。

 

と言うのは、言ってるコトに

100%同意できるな!とか

100%為になるな!とは

思わない部分があったから。

 

この同意できない部分と言うのは

筆者の感想や考えの部分

 

タルムードの説話に関しては

為になる。と思いました。

 

つまり本の

7~8割が筆者の感想。

「それって貴方の感想ですよね?」

って話で

肝心のタルムードの説話部分は

残りの2~3割だった

という話です。

 

今回は「貴方ならどうする?」

と考えさせられるお話を

抜粋しようと思います。

 

 

 

狐と葡萄畑

ある日、キツネが歩いていると

見事なブドウ畑があったそうな。

 

葡萄を食べようと

近寄ってみるものの

柵でしっかり囲われていて

葡萄畑に入ることが出来なかった。

 

ただ、何日も飲まず食わずで

瘦せ細った状態なら

柵の間をすり抜けれるぐらいの

柵の間隔だったので

キツネは数日 断食をしました。

 

数日後、見事に策の間を

すり抜けることができたので

キツネは葡萄を満足いくまで

食べまくった。

 

さて、食べるものも食べたし

帰りますかね。と思った所

今度は一杯に食べ過ぎたせいで

またしても柵の隙間を

すり抜けることができない。

 

こんな時。

あなたならどうしますか?

 

 

 

例 示

以上が『キツネと葡萄畑』

と言う説話になります。

細かいところは若干

違うかもしれませんが・・・。

 

タルムードはこのような説話が

いくつも用意されており

これらの話を親が子供に聞かせた後

「あなたならどうする?」

と親が子供に問うそうです。

子供の思考力を養うコトができる他

この話の場合、リスクテイクの話に

繋がっていきます。

 

なお、この話の末尾には

2つの回答例が添えられています。

 

1.食べたものを全部吐き出して

  元の巣(柵の外)へ帰る。

 

2.農家にバレない様に

  葡萄畑に潜伏し瘦せるまで

  耐え忍ぶ。

 

答えが書かれていると

この場合1or2の選択を

迫られそうですが

実際はこの他の回答も

OKなんだそうです。

 

 

 

答 え

「その他の回答もOK」

と言うコトを知っていたので

私が出した答えは

 

1.痩せて柵を通り抜ける

2.葡萄を大量にもぎって

  柵の外に投げる

3.策の外で美味しく頂く

 

これが私の答えでした。

 

この説話。タルムードの説話は

『明確な解』はないとされていて

どう考えるかを問う話と

されています。

 

議論し、思考力を養う。

というのが大事

というコトですね。

 

本著には

「リスに獲りに行かせる」

「報酬を与えて鳥に取らせる」

と言った解答が書かれていました。

 

つまりこれは投資信託の様な

報酬を払ってプロに任せる

という考えと

通じるものがありますね。

 

投資素人・初心者が

いきなりその道 数十年の

個人投資家機関投資家

同じ土俵で戦っても勝てない。

それならば、プロに任せて

報酬を払いつつ利益を享受する。

 

例えて言うなら

野菜を育てたことがない人が

立派な野菜を育てたいなら

ノウハウのある農家に頼んで

代わりに野菜を作ってもらう。

(もちろん報酬を支払って)

と言った所でしょうか。

 

 

 

まとめ

今回の話、本著では

何でも自分でやろうと

  すると危険が一杯

とされていました。

 

どの様な答えでも正解だし

どの様な答えでも不完全な

この説話の問い。

 

柔軟に考えられる

思考力を付けることが

目的なのかな?

と思いました。