ルナ・ツーのお金の勉強メモ

お金の勉強をしつつ私生活の事も書いて行きます。

タルムード説話③ アラブの商人

ここ数日のことですが

体調不良が続いている

中の人(筆者)です。

天気が良かったり悪かったり

涼しかったり暑かったり。

気候の変化ってこんなに

キツかったっけ?と

横になりながら思う日々。

 

さて

タルムードの説話も3回目。

本当に色んな話が合って

それぞれに意味が

込められているから

読んでて

飽きが来ないんですよね。

 

前にも書きましたが

本そのものは

著者の意見が極端で

個人的に、余りオススメ

するものではありません。

その部分を読み飛ばして

説話とその意味だけを

拾って読むのがGOODだと

思っています。

 

そんな中、本日は3本目。

アラブの商人。

アラブの商人と聞くと

何を思い出しますかね。

石油を売ってるとか?

砂漠を横断するかとか?

武器を売る?のはアメリカか。

 

ではお話を始めます。

 

 

 

アラブの商人

アラブの若者が商人として

砂漠を横断する旅に出ました。

3日の行程に必要な水は3樽。

しかし、砂嵐に会うと

足止めをされるので

用心のため、倍の6樽を用意。

6樽をラクダに載せると

重すぎてラクダが動けない。

よって2頭目ラクダを入手。

 

目的地に着いたら

頭目ラクダは

現地で売却すればいいかと考えて

旅をスタートさせます。

 

道中、砂嵐はなかったものの

ラクダが重荷に耐えかねてダウン。

やむを得ず若者(商人)は

ラクダを捨てて

大切な積荷だけを背負って

旅を続けることにしました。

 

歩き始めて程なく

砂嵐が襲ってきます。

砂嵐で方向が分からないまま

進むのは危険なため

砂嵐が収まるまで

その場で待機。

 

しかし、砂嵐は数日経っても

止みそうにありません。

 

そして翌日。

食べるものも尽きた頃を

見計らったかのように

砂嵐は止んでいましたが

若者(商人)に荷物を背負って

砂漠を行く

体力は残されていませんでした。

 

若者(商人)は命には代えられない

と思い、積荷を捨て、水筒1つで

命からがら近くの村に

辿り着くことができました。

 

 

 

解 説

このお話は

 

用心深すぎると

良い結果を生まない

 

大きく

リスクコントロール

最適化は大事だよ。

 

という教えが

込められています。

 

砂漠を行くのに用心の為

2倍の水を用意。

ラクダの数も増えて

進行速度が遅れる。

 

遅れた上にラクダが潰れて

放棄した後に砂嵐。

 

砂嵐もしつこく

大切な荷物を背負う体力が

残らないほど消耗させて来る。

 

もし、ラクダを1頭のまま。

さっさと進行していたら

砂嵐にも会わず。

ラクダを2頭も失わず。

大切な積荷も失わなかった。

 

という話ですね。

 

まぁ、ツッコミ所としては

いやいや

ラクダ1頭あたり3樽計算で

2頭に6樽背負わせて

樽は分散させているのに

道中に潰れるラクダって

 

最初から

計算が甘いって話じゃねーの?

 

と思えて仕方ないってトコ。

 

タルムードは

ヘブライ語で書かれた書物で

翻訳されたり

翻訳が繰り返されたりする中

微妙なニュアンスが上手く

伝えられなかっただけ

なのかもしれないので

これ以上、ツッコミません。

 

 

 

まとめ

現代のビジネスやら投資では

リスクコントロール

とても大切なものです。

かと言って

用心に用心を重ねまくって

利益を失ったり得損ねるのも

勿体ない話。

 

この話では

最適な用心の方法は

教えてはくれませんが

用心し過ぎも問題。

リスクコントロール

気を配りなさいという話でした。

 

なお、この話。

関連説話が付いていたりする

珍しい?話だったので

また後日

その話を書かせて頂こうと

思っています。