ルナ・ツーのお金の勉強メモ

お金の勉強をしつつ私生活の事も書いて行きます。

外貨建てMMFって何?

外貨建てMMFとは

外貨建て』や『MMF』と言う言葉

投資の世界に入ると出会いやすい言葉の

1つだと思っています。

特に『外貨建て』なんて言葉は

銀行で外貨建て預金をすると

通常の円預金の

10倍近い金利が付くとして

人気を博しましたね。

いや、今も人気なのかな。

(参照:三井住友銀行)

そのおかげで一度は

耳にしたことがあるよ!

って方もいることと思います。

一方、『MMF』に関しては

余り知られていないかもしれません。

日本国内で生活していると

SBIぐらいじゃないですかね?

聞きそうなローマ字の列って。

お金の勉強などを頑張ってる人で

FOMCって文字列でしょうか。

日本で一般的に

聞きなじみのある言葉になるには

まだまだ時間が

必要だと思っています。

 

 

 

外貨建て・MMFの意味

では外貨建てMMFを

調べていきましょう。

まず、『外貨建て』とは

どう言う意味か。

これは想像しやすいですよね。

ドルやユーロ、ポンドなど

外国のお金を使いますよ!と言う

意味になってきます。

日本円は使われません。

円を使っちゃったら『外貨』

と呼べなくなっちゃいますからね。

 

次に『MMF

MMFとは

マネー・マーケット・ファンド

Money Market Fund

この頭文字を取った略称です。

ファンドとつくことから

察しの良い方はピンと来ていると

思いますが

株や債券、土地などが

投資対象となりますよっ

ということを示唆しています。

 

実際、外貨建てMMFは

ドル(アメリカの通貨)で主に扱われ

商品もドル建てのモノが多いです。

トルコリラで建てたい!という方も

いると思いますが

そこは大丈夫。証券会社によって

扱ってくれているところも

しっかりあります。

そしてファンドの中身ですが

格付けの高い短期国債や地方債

社債などが中心にされているため

安全性を重視したファンドであると

いう事が出来ると思います。

とは言え、投資の世界において

『絶対』と言う言葉はないし

『元本割れ』も有りえます。

ただ、可能性として限りなく低い、

低くなるように設計されている

という事になります。

 

 

 

メリット&デメリット



外貨建てMMFの魅力(メリット)は

やはり、安全性と利回りに

なってくると思います。

 

1.安全性&利回り

先ほど述べた通り

格付けの高い債券中心の

運用ですので元本割れしにくく

しかも利回りが高い。

(参照:楽天証券)

楽天証券で確認してみると

令和5年5月現在

アメリカドル建てで4.32%

運用コストで0.7%取られる

としても、3.6%近い利回り。

日本の銀行に寝かせておくとか

外貨建て貯金をするぐらいなら

ドル建てMMFを選ぶという

選択肢も十分にあり得るように

思えますね。

 

2.税金対策

税金対策と聞くと

取られる量が減るの!?

と反応しちゃいがちですが

ちょっと違います。

損益通算が可能という意味で

税金対策と言っています。

 

損益通算とはMMFで

1万円の利益を出しました。

しかし株で1万円負けました。

この様な場合、差し引きして

利益はゼロでした。

よって税金は取られませんよ!

という事を意味しています。

こちらについてはSBI証券での

説明を参照として載せておきます。

(参照:SBI証券)

 

3.複利効果

外貨建てMMFでは

複利効果が期待できます。

複利効果とは同じ

年利10%だったとしても

単利の場合ですと元本100万だと

1年後も10万円

2年後も10万円

3年後も10万円の利子が付きます。

複利とは同じ条件でも

1年目は10万円

2年目は110万円の10%

つまり11万円が付きます。

3年目は121万円の10%

つまり12万円が利子で貰えます。

 

この複利効果が外貨建てMMFでは

期待できるという事になります。

ただ注意すべき点は

現金でチャリンチャリン入ってくる

というワケではなく

利息相当額が再投資される。

と言う点にあります。

あれ?いつ利益として手元に来るの?

と言いますと、MMFを売却した際に

今までの利益+元本が手元に入ってきます。

 

メリットを挙げてきましたが

ここでデメリットを。

恐らくどの金融商品でも

外国との関係があるものなら

付いて回る

為替リスク

これが、大きなデメリットだと

考えられます。

利回り3%で回して

お、利益出てきたな。

10%ぐらい利益出て来たかな?

と思った矢先に

ドル円のレートが変われば

例えば円高に10%動こうものなら

差し引きはゼロに近くなります。

為替のせいで損の方が

大きい可能性も十分あります。

 

良い事ばかりではないのが

どの金融商品でも言える事。

どの程度リスクを許容できるか。

常に自問自答しておく

必要がありそうです。

 

 

 

まとめ。

外貨建てMMFとは

外国のお金で

債権を中心に運用している

ファンドを買いますよ!

と言うもの。

利回りは現在とても良い。

(短期利回りに連動)

しかし、為替リスクは常にある。

こういったものでした。