ルナ・ツーのお金の勉強メモ

お金の勉強をしつつ私生活の事も書いて行きます。

経済は蘇った?トリクルダウン!

トリクルダウンと聞いて

「あぁ~あれね、知ってる」

こんな感じの反応が出来る人は

どれぐらいいるんでしょうね。

私も当時?はこんな呼び方するとは

知りもしませんでした。

では、トリクルダウンではなくて

アベノミクスと言ったら

「解る!」「知ってる!」

と言う人が一気に増えるんでは

ないでしょうか。

 

 

 

アベノミクスとは

アベノミクスとは第二次安倍政権で

安倍晋三元首相が表明した

『3本の矢』を柱とする経済政策です。

レーガノミクスパクッて

自分の政策をアベノミクス

と呼んだんですね。

 

三本の矢とは

①大胆な金融政策

 実際に日銀がデフレ脱却を目指し

 ゼロ金利を通り越してマイナス金利

 実施してみたり

 インフレターゲットを採用してみたり

 イールドカーブコントロールを導入したり

 市場にお金をじゃんじゃん投入したり

 あらゆる手段を用いました。

 

②機動的な財政出動

 私が知る限り、政府・内閣が行った!

 と言えるような財政出動

 無かったように思います。

 実際に何かやってはいたのかもしれない

 だけど、享受する国民が一切感じられない

 財政出動って何なのさ?と思います。

 ※トリクルダウンに繋がります。

 

③民間投資を喚起する成長戦略

 成長産業や雇用の創出を目指して

 各種の規制緩和を図ったものです。

 代表例に欧米では違法とされる

 人材派遣業の規制緩和が有名ですね。

 有望な大卒が人材派遣会社に登録し

 給料の一部をピンハネされて

 安い労働力を企業に提供する

 現在の形がこの頃から

 形成され始めます。

 おかげで(?)日本の給料が

 横ばいを続ける原因の一つに

 なっているという事が

 出来るのではないでしょうか。

 

これら「3本の矢」を大胆に挙げて

世界に「Buy my アベノミクス」と

日本買いを宣伝したのは有名です。

(参照:SMBC日興証券)

 

 

 

トリウルダウンとは

トリクルダウンとは一体何か。

日本国民は保守的で堅実なので

お金が入ってくるとスグに使う!

という事は中々しません。

 

2022年の新卒が

初任給をどう使ったか統計を見ると

49%近くが『貯金』です。

昭和期の銀行金利

5%も6%もしていたので

貯金しておけば『増える』と言う

親や祖父母世代からの因習なのでしょう。

将来に備えて貯金するのが

新卒のトレンドの様です。

(参照:マイナビニュース)

 

この「貯金しておく」

と言う行動は何も新卒に限らず

全世帯に言えることになっています。

おかげで、「お金があれば使うだろう」

と考えられてきた欧米発の経済学が

日本では通用せず

「お金があっても使わない庶民」と

政治家に思われるようになります。

 

有事の際に国が出し渋るから

貯蓄に回してるだけなのに!

と思いますが・・・

 

そこで、政治家が考えた次の手が

富裕層に金を渡せば

流石に使うでしょ!?

富裕層が使った金が周り回って

庶民層・大衆層に流れ込むでしょ。

日本経済潤うでしょ!?

と言った考え方でした。

これが

トリクルダウン理論

と呼ばれるものです。

(参照:野村證券)

アベノミクスも同様

富裕層に金を落とし大衆層に

浸透するのを期待しました。

 

 

 

日本社会はどうなった。

トリクルダウンを狙った

アベノミクスでしたが

庶民である我々が

全く豊かさを感じていない。

そして内部留保と言う

言葉を筆頭に

富めるものが益々富を得た。

これがアベノミクスの実態。

と言われています。

 

シャンパンタワーをイメージ

してみましょう。

一番上のグラスに

シャンパンを注ぎます。

溢れたシャンパンは下のグラスを

順々に満たして行きます。

そして終いには一番下の層も

満たされます。

これがやりたかった!

しかし現実に起こったのは

一番上のグラスが

相撲の優勝杯になった。

これでは大衆層は満たされません。

課税で可処分所得が減っただけ。

恐らく現在の多くの家庭が

この状態。

 

インベストバイキシダ

 

新しい首相が呪文を唱えましたが

検討使な彼が出来ることは

検討するだけでしょう。

いつかまた、金融課税!とか

言い出すかもしれませんが